サイディング補修はDIYでできる?

サイディング補修はDIYでできる?

シーリングやサイディングのひび割れなど、細かい補修であれば、DIYで費用を抑えることは可能です

しかし、補修箇所が複数ある場合や、高所にある場合には、専門業者への依頼を強くオススメします。
複数となると素人がひとりでやるには時間がかかりすぎる上、高所の作業ともなると非常に危険だからです。サイディングは種類ごとに塗料と相性があり、特定の塗料が使用できないなど細かい制約があります。

DIYに必要な用具

サイディングのひび割れ補修をDIYで行うときは、概ね以下の道具があればよいでしょう。

コーキング剤


出典:セメダイン

サイディングの目地や割れ目に流し込む樹脂です。コーキングガンと呼ばれる専用の機械に取り付けて使われるのが一般的です。
価格は500円〜1500円程度で、変成シリコンという素材が最も用途が広く、むき出しになる外壁にも適しています。
普通のシリコン素材では、上からの塗装に不向きなので注意しましょう。

コーキングガン

容器にはいったコーキング材を押し出すための器具です。
価格帯は200円〜10000円と様々で、高いものになると電動式であったり、360度の回転機能が付いているなど、作業効率が高まりますが、DIYの場合は安いもので十分です。

 

パテ


出典:モノタロウ

パテは市販されている手軽な補修剤で、500円〜1000円程度で購入可能です。
細かいひび割れを補修するのは可能ですが、あくまで応急措置程度で、1年〜2年程度ですぐに剥がれてしまうケースが多いです。
DIYで補修した結果、外壁塗装を頼んだ際に補修剤が塗料と合わず、撤去するのに余計に費用がかかったというパターンもあるので、注意が必要です。

 

マスキングテープ(養生テープ)

 出典:カインズ

マスキングテープは長さや幅によって値段が違ってきますが、1本150~250円程度です。

 

DIYをする際の注意点

DIYは費用を抑えられる反面、多くのデメリットがあることは頭にいれておく必要があります。

「養生が不適切だったために、他の部分にまでコーキングが付着してしまいやり直すことになった。」
「使用したコーキング剤と外壁材の相性が悪く、却って耐久性を落としてしまった。」

などのリスクがあります。以上を踏まえると、ひび割れの補修であっても、DIYではなく、業者に依頼して補修してもらることをおすすめします。